キャリア開発のコンサルティング

キャリア開発についてのコンサルティングが、最近増加している印象です。コロナ禍において、働き方にも大きな変化がみられるようになりました。リモートワークやオンライン会議などで、出社する必要がなくなり、日本中どこからでも仕事ができるようになったことや世界的にもつながりやすくなったことも要因として上げられます。採用面接に関しても、オンライン面接を取り入れる企業が増加しています。学生側もそれに向けての対策講座も昨今目立つようになりました。

会議にしても、面接にしても、カメラうけする服装やメーク、背景など力を入れ宣伝されています。働き方にも大きな変化が見られ、職種や業界によって、差が出ています。自分のキャリアや働き方を考える上で、選択肢が増えたとも言えるでしょう。しかし、この波に乗れない働き方の人々、例えばエッセンシャルワーカーと言われる方々などもいますし、オンライン化についていけないデジタル世代ではない人達、単にオンライン化されていない職場などは従来型の働き方で乗り切るしかありません。今後IT化が進み、今ある職業も消えていくものもあります。

自分の将来を見据え、身につけるべき職業スキルを見極めることも、学童期から指導するべきでしょう。その際、親の世代の考え方とは大きく変化し、そのスピードは自分達が意識している以上に早いということも認識しなければいけません。デジタルネイティヴとかZ世代といわれる世代が、社会の中枢を担うようになると、さらにIT化のスピードは加速するでしょう。今、大人といわれている世代は覚悟して臨むか、諦めて後からついていくかになるでしょう。つまりキャリア開発は、子どもから大人世代まで常にブラッシュアップしていくことが求められるということです。仕事だけではなく、自分の能力、スキル、意識、考え方など意識的に「キャリア開発」していかなければ、時代の波に乗り遅れてしまうということです。